21.化学物質過敏症(CS)「シックハウス」

2010tamaya

2019年07月06日 17:03



シックハウスがなくならない!です。
シックハウスで化学物質過敏症になる人、シックハウスに住むことになり「もともと私は化学物質過敏症だったのか」というお客様で多いです。
私も、20年前に新築した時に家の一部にシックハウスの所があり、それが契機となって発症しています。

どうしたら「シックハウス」がなくなるのでしょうか、建築に関わる人に問題がありますよね。
建築士の意識でしょうか?
大手メーカーで働いていて、一部の人が声を上げても通りそうもなさそうですね。
すぐに行動に移せる職場の環境にいる建築関係の人、そういったことに気がついた人、
が心がけて仕事をしていくしかないのでしょうか。

家を建てようとする、買おうとする人の知識にも問題ありますよね。
「化学物質過敏症という病気がある」ということを知らないから、シックハウス建てたり買ったりするのですから。
そのようなことがあって、もっと広く化学物質過敏症(以下CS)を自分の近くにいる人達に知ってもらおうと思って2年前に「浜松CS協会」立ち上げましたが、考えていいたほど関心がない人が多いです。

社会人になってから行った大学院で環境デザインのゼミに入ったのですが、その時の先生が建築家で都内で環境を考慮した仕事をしていました。
環境デザインではじめにすすめられたのが「農薬を使わない農業を手伝いに行くこと、援農」でした。「環境問題がわからないデザイナーは、環境を破壊するデザインを作って社会問題を起こすから」というのが根拠でした。そのときはぼんやりとゼミに入って活動していましたが、わかったことは、無農薬・無肥料で野菜ができるのだ、ということ。雨が降った後の鳥の声と空が美しいこと、薬で汚れていない土は泥が汚いと自然と思わないこと。こういた自然界がくれる影響を忘れて、仕事とか、何かしてはいけない、ということ。

今考えてみると、こういった教育をすることは今の社会では当たり前なことですよね。

こういう教育を小学校からやっていってもらわないとシックハウスはなくならいですから、学校教育にも問題ありでしょうか。微力ですが、美術の授業で環境問題を伝えています。特権利用してやっていかないと、伝わっていかないですものね。学校教育が変わることを待っていたら手遅れです。
学校教育なんとかより、建物を建てる仕事に関わっている人全員に、化学物質過敏症という病気が増えていることを知ってもらう方が、早いような気がします。
建築に関わる仕事をされている方達はどう考えるでしょうか。

シックハウスは、反応する人は住まないことが大前提です。職場がそのような所でしたら、早く働く場所を変えることです。
家またはマンションで使った建材で、化学物質が出ている場所がわかりますので細かく調べる事です。ニオイのする所だけをセラミックス等でおさえたり、一部だけを修繕しても一時的な方法にすぎません。少しの間だけなら(1年間ほどの短期間、間借り)一部のリフォームでよいかもしれませんが。
一時しのぎやニオイを一部抑えるだけのリフォームでは、化学物質に反応している人が何十年も住むことはできないです。
こういった状態で大きな間違えをする方が後をたたないのですが、苦しい時にマスクして過ごせばよいだろう、と思っている人。シックハウスにマスクして住むことはできません。
これはとんでもないことです。皮膚からも化学物質が入っていきますから、マスクしても口元だけが楽なだけです。そのまま住み続けるとCSになるか、CSの人は悪化します。
皮膚につけるお薬がありますよね、あの原理です。化学物質を吸いこむ場所は口だけではなく、体全てから吸収します。
また、口だけ楽になるマスクですが、マスクは目的別に選ばないと効果ありません。
PM2.5や黄砂、花粉、有機溶剤、排気ガス、それぞれマスクが違います。
CSでマスクに頼った生活しているとCSは改善しません、「マスクはCSの人をほんの少しだけ助けてくれるもの」です。
店主も外出時はほとんどマスクしています。マスクしなくてもいいかも、という場所でも体調が不良の時はマスクしています。「マスクが体を助けてくれる」と考えて愛用していません。ホームセンター・ドラッグストア・不特定多数の人が来る狭い場所、等は基本短時間で用事を済ませることは基本です。行かない方がよい所ですから。

もし、一部に化学物質の材料が使われていることがわかりリフォームで改善するのであればラッキーなことです。シックハウスの多くの場合が土台から問題があり改修することができない状態が多いです。調査してそういったことがわかりましたら、一般の住める人に貸すか、売る、しかありません。

家は一生に1度の大きな買い物。買ったらシックハウスだった、マイハウス建ててみたらシックハウスになった、ということがないように、手に入れる人も「知識不足」の問題に用心するしかないですよね。

CSに発症したばかりの人がなかなか理解してくれないことなのですが「カラダは食べるものでできている」こと。CSの人は薬は使えないので農薬・添加物・遺伝子組換えはカラダに入れないこと、スーパーの食品は使えません。もちろん、病院の治療や検査は避けることが基本。しかしどのような人も持病があり、なんらかの治療が必要なシーンがあります。そのときは、治療を受けるとCSが悪化する、ことを覚悟の上で治療します。
その後は、元の状態にもどすために「汗を出す、デトックスする、筋力をつける、100%化学物質を入れない生活をする」などストイックにやらねばなりません。

なぜ「添加物」はよくないのか、
については200以上の記事を書いてきたので、こちらも確認してもらえたらと思います。
食品添加物・薬・砂糖・農薬1. (85)
食品添加物・薬・農薬2. (56)
食品添加物・薬・砂糖・農薬3. (57)

参考ブログ記事:
電磁波
化学物質過敏症(CS)を治す方法
1.化学物質過敏症(CS)について「電磁波」
2.化学物質過敏症(CS)について「日常生活で避けていること」
3.化学物質過敏症(CS)について 「家電製品」
4.化学物質過敏症(CS)について 「食品」
5.化学物質過敏症(CS)について 「CSの人は疲れやすい」
6.化学物質過敏症(CS)について「火災」
7.化学物質過敏症(CS)を治す方法
8.化学物質過敏症(CS) 「吐き気、頭痛、呼吸困難」
9.化学物質過敏症(CS)住居問題
10.化学物質過敏症(CS)を治してくれるお医者さんはいない
11.化学物質過敏症(CS)住居問題2
12.化学物質過敏症(CS)「印刷物」
13.化学物質過敏症(CS)「衣類」
14.化学物質過敏症(CS)「浄水器」
15.化学物質過敏症(CS)「生活環境1.」
16.化学物質過敏症(CS) 「一般の食品は食べられない病気」
17.化学物質過敏症(CS)「生活環境2.」
18.化学物質過敏症(CS)「生活環境3.」
19.化学物質過敏症(CS)「生活環境4.」
20.化学物質過敏症(CS)「海水浴のすすめ」
浜松化学物質過敏症協会

カテゴリー別記事
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「化学物質過敏症2.」
「電磁波」

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