化学物質を森として考えたら、香害・マイクロカプセルの問題は1本の木にすぎませんが、日常生活で不便が多いため早く解決したい問題の一つです。
晴天の日は近隣から合成洗剤による香害、マイクロカプセルが流れてきます。
雨天の日は、毎日屋外のモノ全て建物や樹木にこびりついたマイクロカプセルが雨で流れて不気味なニオイが漂います。
もはやどのような天候であっても香害に化学物質に弱い人達は苦しめられているので、合成洗剤を愛用している人達に殺意を覚えるのではないでしょうか。
合成洗剤3大メーカーがテレビCMで「香りはマナー、気分展開」と庶民を洗脳し続けているのでどうにもなりません。
大企業のため「香害、公害」問題があっても、もみ消す力はすごいので戦っても惨敗はわかりきっていますので、その部分には触れません。
ファストファッションと呼ばれている安価な大量生産のブランドの服には、購入前から合成洗剤の香料であるマイクロカプセルがついています。
店頭ではりついた香料もありますが、素材に香料がついてます。
化学物質過敏症の重症者でも使える衣類は、大手メーカーではないアレルギーの人のためにスタートしたオーガニックコットンのメーカーしかありません。
しかし下着類は揃いますが、それ以外の衣類は種類が少ないのです。
オーガニックコットンの下着も高いのですが、下着以外は少ないのです。
あっても高すぎて買うことができないような価格です。
重症な状態な方は、たま屋で扱っているオーガニックコットンのメーカーは今まで使えなかった人はいませんが、大手メーカーのオーガニックコットンなどは使えない人がほとんです。
原料がオーガニックコットンであっても、染料は化学染料、縫製などの過程で関わる人が合成洗剤利用者であると、化学物質過敏症の人は反応します。
私は下着以外はコットン・麻などの素材を使うメーカーを利用していますが、おおよそ使えています。
これら衣類についての情報は、大変難しいため店舗やカタログ定期配送を利用している人に個別にお伝えしています。
今回どうしても欲しいアンディ・ウォーホル UT グラフィックTシャツがあり買いました。
着るつもりはなく、保管して持っていたいイラストだからです。
原料はコットン100%ですが、この大量生産メーカーについているレベルの香料は洗濯では無理なので、衣類を水で濡らしてビニール袋に入れて凍らせます。
1. Tシャツを水を含ませて凍らせる。
2. 数時間後、凍ったTシャツをお湯にいれて溶かします。
3. 40度のお湯に溶かしたた酸素系漂白剤につけ置き、押し洗い、洗濯機で脱水、40度お湯ですすぎ、また洗濯機で脱水。
4. まだニオイがあったので、40度のお湯に溶かしアルカリウオッシュ(セキス炭酸ソーダ)につけ置き、押し洗い、洗濯機で脱水、40度お湯ですすぎ、また洗濯機で脱水。
なんとか落ちました。
アルカリウオッシュ(セキス炭酸ソーダ)は油や皮脂やカビを落とします、酸素系漂白剤も油や皮脂を落とし除菌効果があります。
どちらも油やニオイを落として効果は似ていますが、原料の性質が違うので別々に使います。
またファストファッションではない、個人的に好きな(コットン100%の衣類が多い)ブランドのスカートを買いました。
しかし、ウエストのゴムの部分にマイクロカプセルのニオイが付いていました。
ゴムのあたりだけなので、落ちるだろう~、と明るい気持でいましたが。
凍らせてTシャツの時と同じく、アルカリウオッシュ(セキス炭酸ソーダ)と酸素系漂白剤の作業をやりましたが、ウエストゴム周辺についた香料は落ちませんでした。
コットン100%で履き心地は良いのに、一部にニオイが落ちないとは悲しいです。
購入したときから生地についているマイクロカプセル、とれるものととれないものがある。
とれなかったら捨てるしかありませんが、今現在9割は落とせますが今後はどうなるのでしょうか。
化学的にどういうことなのか、わかる人がいたら教えてもらいたいものです。
マイクロカプセルの材料はすべてわかっていませんが、プラスチック・化学的な油や接着剤などです。
合成洗剤3大メーカーに勤務している人達の一部は、原料を知っています。
そのうち従業員が化学物質過敏症を発症して、企業を訴えてマイクロカプセルの原料を暴露することでしょう。
それにより、マイクロカプセル除去をする方法がわかる時がきますね。
しかしそれまでにどのくらいの時間がかかるのだろう、と。
ぼんやりと考える今日この頃です。
合成洗剤より「クエン酸、アルカリウオッシュ、酸素系漂白剤、重曹、マグネシウムなど」の方が無臭で汚れがよく落ちること。
合成洗剤がなくなってもこれらで洗浄が十分できること、がわかる人はどれくらいいるのでしょうか。
合成洗剤がビジネス商品であること、皆が知らないから「香害・公害」があるのでしょう。
また、マイクロカプセルが万が一なくなったとしても、環境と食品の汚染物質は他にも山のようにあります。
化学物質過敏症を発症したばかりの人は、マイクロカプセルがなくなると病気が治る、と思っている人がいますが、そうではありません。
マイクロカプセル技術がなくなっても、原料が合成洗剤であれば化学物質に弱い人はダメージを受けます。
生活用品や食品に使われている様々な化学物質には、合理的な恩恵があり生活を豊かにしていますが、負の部分に悪い影響があります。
そのような「化学物質」とはなにか。
環境と食の汚染を知らなければ、化学物質過敏症の改善はできないです。
化学物質を森としてたとえると、香害・マイクロカプセルのことは1本の木にすぎません。
最近のSNSにおいての傾向ですが、化学物質過敏症の原因が「香害」にあるような印象を受けますが、そうではありません。
毎日食べているスーパーマーケットの添加物・農薬・遺伝子組み換えやゲノム編集など、これも原因の一つ、だからこれらを扱わないオーガニックを利用すること。
オーガニック専門の仕事をしてきた私が驚かされるのは、オーガニックを揃えていない大手団体の生活協同組合をオーガニックだと思っていること、そこはオーガニックの団体ではありません。
生活空間にあるプラスチック製品や粗悪な建築材料や、化学物質の添加物が出てくる家具類なども原因の一つ。
長時間過ごしている職場環境に溢れている有害化学物質なども原因の一つ。
化学物質過敏症になる前に長年受けてきた医療行為なども原因の一つ。
他にも色々、これらは『化学物質過敏症の原因と対策』に詳しく書きました。
化学物質過敏症になる原因は、これらを長期間利用してきたことによりなったのです、今ある香害だけではありません。
参考記事:
97.化学物質過敏症 マイクロカプセル除去 ←クリックで開きます
CS参考記事:
ブログ記事 化学物質過敏症1.
ブログ記事 化学物質過敏症2.
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