2024年1月現在、オーガニックコットン専門のメーカー以外は、量販店ではないコットンやリネンが揃うネットショップでも、「有害化学物質マイクロカプセル」の香害がついていることもあります。
もはや、どのようなメーカーで衣類を買っても初めから布にマイクロカプセルが定着している時代になってしまいした。
3～5年前と比較すると、明らかにネットショップであっても店舗であっても、販売されている衣類には香料が付いています。
様々な工程により起こっていることですが、アパレル関係ではないので原因追及は諦めて、持っている知識でどこまでマイクロカプセル香料を落とすことができるか挑戦しました。
洗濯で除去するには、酸素系漂白剤（クエン酸）、40℃～45℃のお湯、高温乾燥、冷凍、がキーワードです。
2022年～2023年は欲しい衣類があっても諦めて、ほとんど買わずに過ごしていました。
今年の冬の終わりは一念発起して購入時からついているマイクロカプセルを除去することにチャレンジしました。
職場や自宅にてマイクロカプセルに見舞われることは少ないのですが、まれにモールやドラックストアや100円ショップやホームセンターに行かねばならないときがあります。
その度に洗うのは大変なので「マイクロカプセル除去のための専用ロングコート（冬用と夏用）」着用で行きます。
「マイクロカプセル除去のための専用ロングコート」は数回利用した後に、トレーニングジムウェアのときと同じ方法で香料を落としています。
週2回通っているトレーニングジムについては、以前記事にした通りです。
1時間ほどの滞在でトレーニングウェアについて香料は毎回根気よく洗濯方法で落としています。
アルカリウオッシュとマグちゃん（またはアルカリウオッシュと石けん、または洗浄剤なし、など）を40℃～45℃のお湯で溶かして10分～30分つける→40℃～45℃のお湯で手洗いゆすぎを2回位→ドラム洗濯機で洗い脱水。
短い時間で着いたマイクロカプセル香料は、これで落ちます。
参考：74.化学物質過敏症 洗濯 ←クリックで開きます
去年暮れから昨日にかけて、ダウンなど冬服やパンツやジーンズ等を購入しました。
試着しないと購入しにくい衣類を買うために、量産品店に通いました。
市内では量販店が揃うのはイオンモールが中心のため、普段は避けているのですがモールに通いました。
衣類にマイクロカプセルがつくので「マイクロカプセル除去のためのロングコート」を着て、マスク着用で行きました。
店頭で試着するときに必ず試着室でニオイを嗅ぎますが、それほどひどくはない、と思い購入しても、クリーンな自宅に持ち込むとマイクロカプセル汚染されていることがよくあります。
香害の原料である合成洗剤。
合成洗剤や柔軟剤や抗菌剤や消臭剤、これらにはマイクロカプセルが使われています。
マイクロカプセルの原料は、有害化学物質であるプラスチックや油や接着剤です。
衣類に軽く貼りついている、
マイクロカプセルがはじけてこびりついている、
など、状態により取れ具合は難しくなります。
合成洗剤愛用者でなく、短い時間による外出で拾ったマイクロカプセルでしたらガムテープやコロコロで取れそうですが。
何回も試していますが、そう簡単に香害はとれません。
私はマイクロカプセルを落とす洗浄剤としては、よく酸素系漂白剤を使いますがクエン酸を混ぜる方法もあります。
クエン酸も使うとよい理由は、酸化させてプラスチックの結合を弱める効果があるからだそうです。
マイクロカプセル＝プラスチック＋油＋接着剤。
これらを身近な方法で取るには「お湯、高温乾燥、凍らせる」の3つの方法を使って洗濯します。
店主が勉強した知識によるものですが、他によい方法があるようでしたら情報提供をよろしくお願いします。
1. 酸素系漂白剤を40℃～45℃のお湯で溶かして、10分～30分つけます。
40℃～45℃のお湯で手洗いゆすぎを2～3回、その後ドラム洗濯機で洗い5分とすすぎを1～2回。これで落ちるマイクロカプセル香料もあります。
2. それでも落ちない衣類は、ドラムの高温乾燥機で乾かします。
乾燥機にかけると、少し衣類の香料が落ちます。
3. ドラムにマイクロカプセルが付いた可能性があるので、乾燥の後は洗いと脱水を行います。
その後にもう一度「1.」の工程をおこなうと、ほとんど衣類のマイクロカプセルが落ちます。
酸素系漂白剤とお湯による洗濯、乾燥機にかける、もう一度お湯による洗濯。
この3工程により、かなり落ちました。
1回「1.→2.→3.」という方法で落ちなかったコットン100％のスウェットパンツは、捨てようかと諦めかけていました。
高温で乾燥機に2時間かけたあとに「1.→2.→3.」を再度洗濯しましたら、気にならない程度まで落ちました。
ダウンのベストにもマイクロカプセルがついていたので、ダウンの低温洗濯方法で洗ってから、乾燥機にかける方法で落とすことができました。
また私の下着類は、すべてたま屋で販売しているナチュラルスタイルのオーガニックコットンです。
まさかのまさか、オーガニックコットン専門のメーカーはマイクロカプセル問題ゼロです。
ホンモノのオーガニックのメーカーは、アレルギーの人のための製造がスタートですから素晴らしいのです。
別のオーガニックコットンメーカーで、上着やパンツ類がありますが、種類がなく価格も高額になります。
Tシャツ程度でしたら利用できますが、まだまだ揃えるほど種類がありません。
当然でありますが、下着類と上着類は別洗いです。
今回の衣類の購入先は、国民服であるユニクロと無印良品、Gapでも2点利用しました。
国民服の大手2社に必要な衣類になかったものとして、コットンと化繊の靴下とハイソックス。
オーガニックコットンの靴下やハイソックスはありますが、トレーニングジムで使用する靴下は必ずマイクロカプセルがトレーニング中につきます。
そのため、トレーニングジム用は使い分けをしています。
トレーニングジム用のためのハイソックスや靴下です。
これらのコットン靴下類はイオン衣料で買いましたが、コットンのため香料がつきやすいのか、メーカーによるものなのか。
強めのマイクロカプセルの香料がついていました。
これは『香害入門』に書かれていた方法を試しました。
強いマイクロカプセル香料のある衣類は濡らして凍らせる、その後溶けたら洗濯、という方法を試しましたら落ちました。
しかし靴下のような小物は冷凍室にはいりますが、セーターなどの大物は大変そうです。
参考：深谷桂子『香害入門』
マイクロカプセルの香料は、1.酸素系漂白剤で熱湯洗い、2.高温乾燥、3.凍らせる、という方法の組み合わせにより落ちることが実証できました。
普段の軽度～中度の香害には、酸素系漂白剤で熱湯洗い→2.高温乾燥→マグちゃんや石けんで洗いってゆすいで脱水、にて落ちます。
強い香害は、酸素系漂白剤で熱湯洗い→濡れたまま冷凍庫で凍らせる→トタンバケツにお湯を入れて溶かす→マグちゃんや石けんで洗い等、ゆすいで脱水、にて落ちました。
そのようなことで、1月入ってからのお休みの日は新着した衣類の洗濯に振り回された1ケ月となりました。
洗濯により私の衣類からマイクロカプセルは離れていったけれど、河川と海に浄化できない有害化学物質を流し込んだことがわかるだけに、辛く悲しくもなります。
環境汚染をしてしまった、という後味の悪さです。
冬用のダウンやらパンツ類、欲しかったものはようやく揃いましたが、当分は新着衣類のマイクロカプセル香料除去のお洗濯はやりたくないです。
洗剤三大メーカーにマイクロカプセルの香料やら抗菌剤や消臭剤の製造を1日でも早く、やめてもらうしかありません。
化学物質過敏症の人は香害に苦しみますが、そうでない人にとってもマイクロカプセルの原料は有害化学物質ですから健康被害を受けます。
合成洗剤は企業の利潤だけのために、動物にも環境にも悪いものを派手なCMで良いイメージを洗脳している最悪な商品ですね。
私の御用達
●乾燥機付きのドラム洗濯機
●洗浄剤：アルカリウオッシュ、海へ、マグちゃん、シャボン玉石けんスノール、シャボン玉酸素系漂白剤、など
●トタンのバケツ（プラバケツはプラスチックに使われている有害添加物が溶け出るので使ってはいけません）
●冷蔵庫の冷凍室
洗浄剤についてですが、軽い汚れでしたらお湯であれば何もつかわなくても落ちます。
石鹸はシャボン玉を利用すること、その他の石けんメーカーには添加物が入っています。
私は長年、クエン酸、アルカリウオッシュ、酸素系漂白剤、重曹、を使い慣れています。
香害を除去するために活躍するものなので、達人になって頂けると「お洗濯による香害除去」がうまくいきます。
これらはお掃除でも使えます。
使い慣れると「合成洗剤は日常生活で不要であること」がよくわかります。
 | 香害入門 日用品に含まれる化学物質による新たな公害[本/雑誌] (プロブレムQ&A) / 深谷桂子/著 価格:1760円 |
ブログ記事 化学物質過敏症1.
ブログ記事 化学物質過敏症2.
オーガニック食品を扱うお店のため、強い香料の洗剤・洗浄剤・消臭剤・香水を利用されている方はご遠慮願います。
オーガニックたま屋定休日／月・火・水曜日
営業時間／AM10:30～PM6：30
店頭サービス／現金払5％OFF、ペイペイ・ｄ払・auペイ・メルペイ3％OFF、クレジットカード・その他ペイ1%OFF
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