安全な塩の選び方1.

2010tamaya

2021年09月25日 05:01



塩を化学工業的な大量生産で国民に利用させた歴史に学ぶ、食の安全です。

いつも結論からです「スーパーマーケットを利用してはいけない」。スーパーマーケットは大量生産を安価で提供するために、添加物・遺伝子組み換え・放射能汚染・農薬や化学肥料を利用しているからです。塩も味噌も醤油も、その他の食品も安く提供されたものには理由があり、危険が伴います。
また高級スーパーマーケットで買えば安全だと信じている人も多いのですが、安全と高級スーパーマーケットは別のシステムです。日本で安全を求めるのであれば「添加物・遺伝子組み換え・放射能汚染・農薬や化学肥料」を避けている自然食品店やオーガニック専門店になります。



今回は、今も使われている化学処理による塩と自然海塩の歴史です。「塩専売法」による大量生産時代の塩を強制されていたことを知らない人は多いのではないでしょうか。
塩の工程については、ブログ記事でも独自の図表を作り繰り返し伝え続けてきましたが、なかなか理解が得られていないようです。なぜ理解している人が少ないことがわかるのか、というと、塩の質問がないことは理解していないということだからです。
たまに塩の話があっても「岩塩であれば安全」と言いますが、安全な塩はそんなに単純ではありません。塩の歴史と塩の採取と製造方法を理解できないと「安全な塩」を選ぶことはできません。私は、塩・味噌・醤油についてはずっと勉強中です。わかったつもりでも、また疑問が出てくる、毎日食べる大切な調味料ですからよく理解したいです。よく理解することにより、わかりやすい説明がお客様にできるようになります。


※↑塩の製造会社に終了していない質問が1~2点あるため、数日後に一部図表が変わる可能性があります。

今から50年前(1971年~1997年)は、伝統的な塩の作り方である自然海塩(伝統海塩)が全て法律で禁止されて「塩専売法」により大量生産の方法で作られていました。
1971年~1997年までの26年間はイオン交換式(イオン膜)という化学工業的な作り方の塩を、全国民が使っていました。
1997年に「塩専売法」が廃止されて、様々なミネラル豊富な自然海塩が売られるようになりました。
もちろん今もスーパーマーケットの大量生産の食品には、大量生産で安価な「塩専売法」時代のイオン膜で作られた塩が使われています。

塩の歴史を変えた「塩専売法」の廃止のために戦った人達がいました。それが、今現在私が働いている業界自然食品の関係者と消費者グループと学者の人達です。
塩も農薬と化学肥料で大量生産されていた農作物と同じで、化学処理で大量生産されていました。より多くの人に安価な食品を広げた「みどりの革命」のシステムによるスーパーマーケットの利用によって、多くの人を現代病に導いています。
このシステムを理解して安全な食品を使いたいのであれば、今すぐスーパーマーケットの利用をやめて、自然食品やオーガニックの専門店を利用してください。
オーガニックをPRする宅配の利用はおすすめしません。学ぶことができないことと、スーパーマーケットのシステムの食品が混じっているからです。

私はオーガニックの仕事に就く10年前は、国の専売制度で塩が管理されていた事は知らなかったことの一つでした。まだ「塩専売法」の時代だった時に、職場の食堂で「味が薄い」という方がいたので塩を進めた時にある人が「これは塩ではない、ただの塩化ナトリウムだ」と言っていた年配者がいたことを覚えています。今思えば、この方は昔のミネラル豊富な自然海塩(伝統海塩)の美味しさを知っていて、嫌みとして「塩化ナトリウム」だと言ったのですね。その後、まだ国の法律でイオン膜による化学工業的な作り方の塩を使われていた時に家族になった夫が「これは塩ではない塩化ナトリウムだ」とよく言っていました。
この化学的に大量生産された塩を食用として使っていたことは、人体によくない影響があったのかどうかを調べている人はいないようなのでわかりません。



食品の汚染は何十年間に渡って増え続けています、環境汚染と同じです。
本を読むのが苦手だ、面倒なことはSNSで検索して鵜吞みにする、テレビつけっぱなしでドキュメンタリーの裏を考えない、誰かに何か言われると本気にする。そのようなぼんやりした生き方では、正しい情報は身につきません。まずは疑う事、誰もが賢いジャーナリストになることを目指していかないと生きていけない時代だと思います。

次回の塩の話は、塩の採取と製造方法です。
9/27(月)に「安全な塩の選び方2.」をお伝えします。

参考:NPO法人日本食用塩研究会、海の精木曾路物産(株)食用塩校正取引協議会、他
安全でおいしい塩とは
食・カラダ・塩
マイクロプラスチック
安全な塩の選び方2.
安全な塩の選び方3.

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