おいしい塩の選び方

2010tamaya

2017年06月29日 05:00



自然食品店では、塩について素朴な質問が多いです。その次が甘味料についの質問です。
塩は舐めてみると味の違いがわかります。

海水を原材料に作る塩には主として2種類の方法あります。
(岩塩など、他にも作り方があります)
天然塩と呼ばれるおいしい塩は「天日濃縮」という手間のかかる方法で作ります。
専売公社の作る食塩と呼ばれる安価な塩は「イオン交換膜法」という方法で作っています。
「天日濃縮」は塩を作る手間をかけることにより成分をくずさないのでおいしい塩ができます。
そのため一度にたくさん作ることができないので高くなります。
塩化ナトリウムは93~94%です。
安い塩は、大量に作るために「イオン交換膜法」という化学処理を行うため早くできますが成分のバランスが崩れます。
専売公社の作る食塩は塩化ナトリウムが99.5%です。
この6%の違いが味の違い!です。

お客様がよく間違えて記憶しているのが「塩化ナトリウムが体に悪い」ということですが、そういうことではなく「塩の作り方と価格」「塩化ナトリウム94%位」に注意を払うとよいです。

たま屋で扱っている「海の精」というメーカーの塩の成分表示を見ますと、100gのナトリウムの量が書いてあります。
ナトリウムに2.54かけますと、その塩の「塩化ナトリウム」の量がでてきます。
ナトリウムが37gの場合、
37g×2.54=93.98g(塩化ナトリウム)

今回は、仕入先の問屋さんとお店で一番売れているメーカーの「海の精」さんに質問をしながらまとめてみました。
塩のおいしさの違いは原材料の海水の処理方法にあり、多くの方法があるため難解になりがちです。
塩の違いを知らない方に、手短に説明するのは結構難しいです。
さらに詳しくは、店頭にて「おいしい塩についての冊子」がありますので気軽に声をかけてください。
図表をみながら説明いたします。
その他店内において、甘味料や味噌醤油の正しい選び方についても、わかりやすく案内をする努力をしていますので、店長の藤田にご質問下さい。

この業界で働いている方でも、安全でおいしい天然の塩・砂糖・味噌・醤油・酢について、わかっている人はとても少ないです。
わかっていない人から説明を受けますと、わかりにくいという特徴がありますので、ご注意ください。
これら基本調味料について、天然でよいものに「安価なものはない」です、手間がかかっていますので高くなります。

しかし、
せっかくおいしい塩を用意しても、スーパーやファーマーズマーケットの一般栽培(慣行栽培)の農薬と化学肥料で育った野菜と一緒に食べても意味がありません
農薬も肥料も使わないパワーがある野菜と一緒に食べましょう。
おいしい野菜はたま屋に毎週木曜日の午後に入荷します。


たま屋で人気の塩
海の精 あらしお(赤)170g 430円(税込464円)
*国内の海水を使用して国内で生産した原料も製品も国産の塩です。
*原料は海水100%で、他の原料塩やニガリなどは使っていません。


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他にも自然塩の各種メーカーがございます。



オーガニックたま屋定休日:火・水曜日
営業時間/AM10:30~PM6:30
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