たま屋

会員制のオーガニック販売・化学物質過敏症の会・広告プロデュース 営業日時/第2と第4の月・火・水・木曜日、10:30~18:30 静岡県浜松市中央区中島 Tel 053-544-7716

農薬を使わないことがなぜよいのか?

農薬を使わないことがなぜよいのか?

農薬を使わないことがなぜよいのか?

・お茶
殺虫剤・殺菌剤などの農薬を20回以上使います。
お茶は、ご存知の通り「1枚1枚の葉」が作物です。
この「1枚1枚の葉」に、農薬を撒いても雨が降ると流れてしまうので、「粘着剤、貼着剤」という薬剤を農薬に混ぜて農薬を「1枚1枚の葉」に貼付けるのです。
これが20回以上ですので、想像してみてください。
収穫後、乾燥させて選別しますが、この工程でもその後の工程でも、農薬はつけたまま洗い流しません。
接着力の高い「粘着剤、貼着剤」付きなのですから、これを取るとしたら、相当強い薬剤が必要になります。
茶畑に嫁に行った友達は、ゼッタイに嫁ぎ先のお茶は飲まないよっ、と何十年経っても言っています。

・ビニールハウスの夏野菜
ハウスでは、農薬の逃げ場がないため、重装備で散布します。
農薬は収穫前の数日以外は、種まきから毎日散布します。
栽培期間約2ケ月の間ほどですので、きゅうり45〜50回、ピーマン50〜55回、ナス70回となります。
自然栽培などのお野菜は「ゼロ回」なのです。
現場を見ていなくても、想像でどういうことなのかはわかるのではないでしょうか。

・根菜類
大量生産するじゃがいもは、種いもの段階から消毒をします。
殺虫剤・殺菌剤などの農薬を10回以上散布します。
収穫時期になりますと、機械で収穫するため枯凋剤という薬剤を使い、葉と茎を枯らしてから収穫します。

土の中であろうと、外であろうと、ハウスのなかであっても農薬は使うのです。

これを、いつも説明しますと
「え〜、すっごい」
「マジで?」
と驚かれますが、買わずに帰っていきますので、本気にしていないのでしょう。
(なくなったら買おうと思っている?買わせるためにウソを言っていると思っている?)

一般栽培(慣行栽培)の農作物は、強し!です。
安全であることより、安いことが世間では評価が高い、ということです。

農薬の害に対する知識と、農薬を使われている現場・使われていない現場に関ったことがないと、見えていないため「農薬がよくない」ということの意味がわかりにくいのだと思います。

店主が、「農薬はよくないと聞くので、なるべく無農薬のお野菜を食べよう」と思っていた時代のこと。
農薬の深刻さを知らなかったので、無農薬の野菜が手に入りにくかったりするとそのまま買わなくなってしまったり、気になるとまた買ったり、ということを繰り返していました。

気にして少しだけオーガニックを取り入れている、というこの程度の利用は、カラダによい変化がおこらないので実感が得られません。
無駄ではないにしろ、この中途半端な時代は、今思うと生き方も中途半端でしたから、考え方が行動に出ていたのです。

その後、なぜ農薬が環境にも人間のカラダにもよくないのか、ということを、本や講演会で知識を得て、そして農業の現場に関って、ようやく「農薬、化学肥料・動物性の肥料の危険性」について理解ができました。

そして、ワタシ自身「ようやく」農薬付きの野菜を食べることをやめるようになったのです。

本当の理解ができたら、農薬、化学肥料・動物性の肥料で栽培されたお野菜は食べられなくなります。
これらを常食できるということは、本当の意味がわかっていないからできるのです。

・無農薬、一部のみ植物微生物の肥料を使っている農園へ週1回のお手伝いを1年間。
(農薬を全く使わず、野菜により調整で一部のみ肥料を使うだけで野菜ができることを学ぶ)
・自然栽培(無農薬・無肥料)の茶畑、畑を数回訪問させてもらい、よい土と環境を知る。

この2つの経験をしたからこそわかるようになったのですから、ほとんどの方が農薬の危険性を理解していないことが「普通のこと」であることは承知しています。

そのようなことから、店頭でお客様にお伝えできることは、知識としての農薬の危険性だけになってしまいます。

聞かれてはじめて「農薬の危険性」の説明ができることですけれど、この2年間近く、お客様や新しいスタッフがくる度に案内をさせてもってきましたが、本当の意味は伝わっていないのだろうな、と感じています。
伝わっていれば、稀少な自然栽培、無農薬のお野菜が売れるはずですから。

でも、話すことを諦めてしまうより、継続することで「よい方法」が見つかるかもしれない、と考えて今日も続けています。

明日は、無農薬・無肥料でお野菜を栽培している野良暮さんが店頭にきてくれます。
今までも、過去1年間(月1回)定期的に農家の方に来て頂きました。栽培者が店頭にいることにより、自然栽培や無農薬のお野菜を理解してもらう効果は期待するほどありませんでした。

農薬を使わないことがなぜよいのか?

そんな疑問をお持ちでしたら、明日の野良暮さんにでもよいし、店主の藤田にでもよいので、積極的に聞いてもらえたらうれしいです。
もっと知りたい、と感じてもらい、そして、次の行動に移ってもらえたら・・。

小さな活動ではありますが、農薬も食品添加物も取る必要のないものであることを「自身の行動で」理解してもらえるきっかけになるとよいです。

参考/
河名秀郎「野菜の裏側」「ほんとの野菜は緑が薄い 」

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