
先日の新聞の記事です。それも、なんと、トップに。
この記事を読むと、トクホの危険な飲料を、飲むと「トクホが人気、飲むと健康になるのかな」という、イメージを与えているような。
トクホ炭酸、大増産 サントリーなど5~6割引き上げ
大手飲料メーカーが健康に役立つ炭酸飲料の生産を大幅に増やす。サントリー食品インターナショナルや伊藤園が生産量をいまより5~6割引きあげる。こうした特定保健用食品の炭酸飲料(トクホ炭酸)は脂っこいハンバーガーなどを食べるときに一緒に飲むと脂肪が吸収されにくいなどの効き目がある。太るのを気にして炭酸飲料をあまり飲まない中年の人らも買うほどの人気で、清涼飲料市場が活気づいている。
引用/「家族向け」も登場 2012/12/15 14:00 情報元 日本経済新聞 電子版
メーカーと新聞社のなんらかの利害関係が読み取れるニュースでした。
それは、いつものこととはいえ、これ以上病人を増やして、健康保険の利用を増やすことはやめてもらいたい。
トクホの炭酸のコーラなどは、危険な飲み物ですので、ぼんやりと新聞やCMを見てカラダに取り入れないほうがよいですね。
発ガン性があるという記事も下記にあります。
サントリーペプシも発がんトクホコーラに 米ペプシコは製法改善も、利害関係者名すら伏字で密室許可
植田武智 18:13 11/10 2012
キリンの「メッツコーラ」に続き、今度は「ペプシ」もトクホ商品になると発表された。
コーラのカラメル色素に含まれる発がん物質について問合せると、メーカーのサントリーは説明を拒否。
米国ペプシコ社は製法を改善したが、審議した議事録によれば、日本では同様の低減措置すら求められぬまま認可されたことがわかった。
脂肪の摂りすぎを助長しかねない表示も、改善なし。
最も問題なのは、許可の是非を審議した部会の議事録が、申請メーカーと利害関係のある委員名、メーカー名、商品名など伏字だらけで、密室での不透明な認可となっていること。
本来、消費者の立場で審議を進めるべき消費者委員会の部会が、最も消費者の知る権利を阻害している。このままではトクホの信用は地に堕ちるばかりである。
「メディア・リテラシー」を学んで堅実な情報を読みとりましょう 1.
「メディア・リテラシー」ってご存知でしょうか?
情報が氾濫する現代社会を生きていくために、とても重要な分野です。
わたしは、デザインの研究で大学院に在学中に、デザイナーが持たなくてはいけない知識として「メディア・リテラシー」をとりあげたことがあります。
今や、デザイナーだけではなく、現代社会で騙されないために、特に命に関わる「食」の選択のためには、学生も社会人も必須科目としておすすめしています。
「メディア・リテラシー」の訓練をしたため、一般の方と比較したら少しはマシな判断ができるため、少しづつでもブログで書いていきたいと思います。
メディア・リテラシーとは1.
イギリス・カナダ・オーストラリアでは、教育機関や企業などで政府がカリキュラムに入れるように指定している学問です。
メディア・リテラシーとは、メディアの裏側などを読み解く力をつけていく訓練をする分野と考えていただくとわかりやすい。
メディア・リテラシーの指すメディアとは、公的機関やマスメディア(新聞、テレビ、ラジオ等)、映画、音楽、書籍や雑誌等の出版物、インターネット(ブログ・HP・フェイスブック)、広告等、様々なものです。
口コミ(口頭)や各種の芸術をも含まれるのです。
つまり、わたくしが今書いている内容も、当店が行っているお話し会もまた「メディア・リテラシーの指すメディア」に含まれるわけです。
知らない情報にはまずは、疑ってから入っていく、この習慣をまずつけることがスタートです。
ですから、私が書いているこの内容を「疑う」ところから訓練してくださってよいわけです。
事実なのか?
違っているのであれば、それを立証できる記事や文献を引用して、違っている点を指摘する。
それが、メディア・リテラシーなんですね。
次回は、
メディア・リテラシーとは2.
でございます。
参考文献/メディア・リテラシー―世界の現場から (岩波新書) 菅谷 明子

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