本日は、朝から雪がちらつくお天気になり、寒いですね~
毎日、様々な「こだわりのお野菜」を扱うようになり1年が経ちました。
「自然食品専門店」の店主になり、扱いがタイヘンだと痛感するのは「有機栽培のお野菜」。
自然栽培のお野菜は、取扱いが一番楽です。
生命力が強く、とても長持ちしますし、腐りませんし、虫もつきませんから。
時間が経過しますと、枯れていきます。
ホントウに、自然界で育った植物、という感じがします。
オーガニックたま屋では、この自然栽培のお野菜をすすめていますので、手間をかけ自然栽培のお野菜を少しでも多く販売するように努力しています。
しかし、栽培されている方が、とても少ないので苦労しております。
有機野菜は、慣行栽培のお野菜と日持ちは同じで、時間の経過ととも同じように腐っていきます。そして、肥料をたくさん使いすぎている栽培者の有機野菜は、虫が多く扱いが大変です。
(たまに、自然栽培のように日持ちしたり、腐らないのがあったりもします。)
これはなぜでしょうか。
有機栽培は、方法が幅広く、肥料に大きな問題があるのです。
多くのお客様が、有機栽培であれば無農薬であれば「安全」だと思われているのですが、現実はそうではありません。
化学肥料でなければ安全、というわけではないのです。
そこまで気にしなくてはならない?とびっくりされますが、そこまでお野菜の知識を持たなくては、お金の無駄遣い、間違った安全神話している、ということになってしまいます。
下記でご案内する本に、それらのことも書かれていますので、有機野菜を選んで食べている方は是非読んでいただけたら、と思います。
危険な肥料の一例
1. 家庭の生ゴミを肥料にする。
理由/
一般的なマーケットの調味料には、多くの添加物が含まれています。組み合わせで発がん性のある食品添加物が、普通に入っています。調味料をすべて、信頼のおける自然食品のメーカーの無添加・オーガニックのものを使っているのでなければ、必ず添加物入っていて肥料を通して、また自分たちの口に入るわけです。
また、マーケットの慣行栽培のお野菜は化学肥料・農薬で栽培されていますから、これも濃縮されて肥料としてカラダに入ってきます。つまり食物連鎖ですね。
2. 動物性の肥料
理由/
一般の牛ふん、鶏ふんなどを使うからです。牛・鶏・豚などのすべての家畜は、早く成長させるために抗生物質・ホルモン剤を打たれています。餌代を削るために、本来の動物のカラダにあわない餌を食べさせられているため、70%ぐらいの動物が病気を持った家畜です。
その家畜たちの、フンを肥料にするのですから、これも食物連鎖を通して私たちのカラダに入るのです。
化学物質過敏症など、重篤なアレルギーをお持ちの方は、動物性の肥料で育てられたお野菜に反応してしまいます。
放牧され、薬漬けにされていない家畜のフンであれば、問題はありませんが、そのような肥料は、ほとんど手に入らないので、有機栽培の農家で使われている方は、ほんとうにいない、に等しいです。
また、中には、これらの意味さえも知らないで、一般の牛ふん・鶏ふんを使っている栽培者を、私は多く見てきました。
もちろん、自家製の安全なぼかし肥料を使って、苦労して栽培している農園もあります。
※そのようなこともあり、オーガニックたま屋では、有機栽培の方で動物性の肥料を使われている方には、厳しいチエックをさせていただいてから入荷しております。
ボックス注文で無農薬野菜や有機野菜を食べている方、自然食品店などで野菜を買って食べている方。
必ず、肥料も確認してから食べてください。
そして、放射能検査をその都度されているか、または定期的に土壌検査をしているか?
放射能汚染の問題もお忘れなく!
有機栽培のお野菜は、一歩間違えると、慣行栽培と同様にカラダに危険な食べものとなってしまいます。
自分のカラダに入れるものは、自己責任です。
どんなに時間がなくても、明日、未来の私たちのカラダをつくる食なのですから、多くの著書を読んで比較検討して判断するしかない、とわたくしは思います。
一般栽培、有機栽培、自然栽培の比較
そして、小さなお子様やご年配の方は、一般のイチゴは食べないように!
だんだん出回る季節になってきましたので、ご注意を。
とても多くの農薬を使っていますので、カラダによくありません。
現在の改良された甘みの強い素敵なイチゴたちをけなしてごめんなさい~
農薬を落とす洗剤を使っても、一部しかとれませんから。
食べないことが、一番の安全です。
イチゴの平均農薬回数は、ハンパない!です、50回ぐらい使っています。
農薬についての記事
参考文献
河名秀郎『ほんとうの野菜は緑が薄い』
松下一郎『本当は危ない有機野菜』
これらの内容を、12/16日曜日のお話し会で、お伝えしますので、関心のある方は、ご参加ください。
また、寒くて~オーガニック食を買いにいきたくないよ~、という方は、オーガニックたま屋のネットショップをご利用くださいませ。
■自然栽培■ 無農薬・無肥料。人間にも地球にも安全な未来の栽培方法。
■自然農法■ 不耕起・不除草・無農薬・無肥料。栽培者により、肥料を与えることもある。炭素循環農法をさすこともある。
■有機栽培■ 化学肥料・化学農薬を使用しない。無農薬のみをさしたり、広い意味をもつ。