放射能検査済の加工食品と野菜

2010tamaya

2015年07月17日 05:03



巨大地震と津波と放射能汚染を起こした大災害から4年。
一般に、新聞やテレビなどの主となるメディア関係においては、避け続けられてきた話題のように感じます。
被害を受けた人たちには、まだ大きな課題が残り、国内より海外のメディアの方が事実を暴いていたりすることも少なくありません。

参考:
映画「フタバから遠く離れて Nuclear Nation」

店主が20年以上情報を受けてきた「チェルノブイリのかけはし」で発信されていることや、放射能の専門家による情報。これらの個人が求めることにより得る情報と、ぼんやりしていても入ってくるテレビや新聞のメディアにて伝えられる情報には、隔たりがあります。
これの問題については、学びながら情報をふるいにかけて個人で判断していくしかありません。
個人的にも、重いネガティブな話題なので、日常では避けています。

たま屋は、食品を扱う店ですので、注目するところは食品の放射能汚染となります。

3.11の事故による深刻な放射能汚染の問題は今後も続くのですが、周辺では気にしていない人が目立ちます。
また、放射能汚染について間違った認識をしている人がほとんどですので、加工食品や農作物の選択を間違えています。

放射能汚染を避けるには、方法は一つしありません。
放射能は目に見えないものですから、放射能検査がしてあり、安全な数字であるものを食べることです。

現在は、安心して食べられるものがない。
という事実を知らない、ということですのでパニックになることがありませんから、考え方によっては現在の状況でよいのかもしれません。

この4年間で、放射能汚染された様々なものが全国に充分広がった事を知らず、チェルノブイリその後の事実を知らず、そして今日本では、チェルノブイリと類似したことが起こっていることを知らない人がほとんどです。
それらを知らないために、農作物や加工食品の選択については、
・大震災の起きた周辺を避けて、関西なら安心、九州や北海道ならもっと安心。
・東海地方だから放射能検査してなくても、よい。
・専門家が検査を行い数字化して、このあたりは大丈夫だと言っている。
という判断になるわけです。

最悪なのは、原発がなくならない、ということですけれど・・。
火山活動や地震が活発になってきているのですから、第二の3.11の事故が起こる可能性もあります。

そうなっても、放射能汚染のない食べ物の判断は同じです。
今食べようとしているそのものが、「放射能検査済」であるのかどうか、です。
なぜなら、放射能は色もニオイもないのですから、見ただけでは汚染されているかわからないのです。

久しぶりに、安全が売り物の大手通販や自然食品・オーガニック専門店などのHPなどを見てみました。

これらの中でも、オーガニック(遺伝子組換えでない食品も含む)で放射能汚染されていない食品である、という両方の条件を満たしているものを提供している会社となると、数点の会社しかありません。
その中の1つと当店は取引しています。
関係の表現をするとしたら「同志」という言葉が合っています。
まるで戦友のようで、実際、一般大衆の食文化と戦っている、のですから。
また、いくつかの自然食品専門のメーカーにおいても、厳密に行っている取引先の商品を選択しています。

今後、この放射能汚染の課題はどのような方向に行くのでしょうか。

数年後の現状が変わらなくても、店主はオープン当時と変わらず「オーガニックの大切さを発信」していくつもりです。
今後も、気にする人がいなくても一つ一つの農作物に、「農薬・肥料・放射能検査」のシールを貼り続け、加工食品のポップに、安心できる原材料を表現していくことは変わりません。


↑たま屋専用の自然農法・有機栽培のシールです。
マーケット・ファーマーズマーケット等の一般栽培・慣行栽培の農薬回数を知ることができます。
そして、この野菜の農薬と肥料と放射能検査の結果がわかるシールです。

放射能のこと。
正反対のことを伝える専門家の本、など。
良書も出ています。
メディアの力が及んでいない、信頼できる専門家の多くの本を選んで、読破して考えることは大切だと思います。
危険なのは1人の専門家の考察を信じ込むことです。

参考:
早野 龍五、糸井 重里『知ろうとすること』
武田 邦彦『2015年放射能クライシス』
チェルノブイリへのかけはしブログ
チェルノブイリへのかけはしフェイスブック
ナチュラルハーモニー


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