質のよい油をとることを気にする方が増えているようですが、その理由は、脳によい効果があるからです。
人体すべての細胞膜は脂肪の主成分である脂肪酸でできています。そして、脳の重さは人の体全体の2％で、脳の60％は脂肪酸（油）でできています。
悪い油を食べると、脳の細胞を破壊し、全身の細胞にもダメージを与えます。
脳の細胞が傷むと、認知症・うつ病・記憶力減退・キレやすい・発達障害を起こしやすくなります。
全身の細胞が傷むと、かゆみ・皮膚炎・気管支炎・肝炎を起こしやすくなります。
ですから、人体の細胞膜の主成分である脂肪酸と脳の脂肪酸のために、良い油を食べる必要があるのです。
体内だけで作ることができない脂肪酸を必須脂肪酸と呼びます。それが、オメガ3系脂肪酸とオメガ6系の脂肪酸。
全体を「5」とした場合に摂る割合は、オメガ3系脂肪酸を「4」、オメガ6系の脂肪酸は「1」です。
オメガ3系脂肪酸を「4」摂る
えごま油、しそ油、あまに油、昆布、背が青い魚（アジ、イワシ、サンマ、サバ等）
オメガ6系の脂肪酸は「1」摂る
サラダ油（コーン油、大豆油、サンフラワー油、キャノーラ油等）
現代の食生活では、このバランスが悪く、多くとらなくてはならない「オメガ3系脂肪酸」はほとんど摂取せず「オメガ6系の脂肪酸」を摂りすぎています。
店主は魚が子どもの頃から好きではないため、ほとんど摂らずに成長してしまいました。今となっては悔やまれますが、アレルギーや湿疹の原因の一つだったのですね。
祖父母の世代にあたる昔の人たちは、「青魚であるアジ、イワシ、サンマ、サバ等」をたくさん食べていたので、現代病である「認知症・うつ病・記憶力減退・キレやすい・発達障害・アレルギー」になることはなかったわけです。
そういったことで、青魚をよく食べない人は、オメガ3である「えごま油、しそ油、あまに油」をとる必要があるのですが、これらの油は高いのですが、脳に必要なものなのです。
店主はえごま油類をよく摂るようになってから、頭がすっきりするようになりましたので、効能を体感しています。
現代の生活において利便さを優先して食べていますと、ほとんどがサラダ油からできたものオメガ6となります。
オメガ6を大量に摂取し、さらに、添加物や白砂糖や遺伝子組換え食品、そして農薬と放射能汚染されたものを摂りすぎているのです。
サラダ油を使った加工食品
スーパーなどのお惣菜、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、スナック菓子、ケーキ類
これらオメガ6はほんの少量であれば細胞膜を強くしてくれるのですが、大量にとっていると体と脳が壊れてしまうのです。
（安価なスナック菓子やケーキ類の原材料には、オメガ6の問題だけではなく、社会問題となっている添加物と遺伝子組換え食品が使われています）
サラダ油とは
二種類以上の植物油を混合して作られていて、別名は「調合サラダ油」です。
サラダ油の作り方の問題としては、多くの種類の植物油を薬品を使って抽出していることです。
また、成分の問題では、リノール酸が多く含まれていること。
リノール酸は、血液を固まりやすくしたり、アレルギーを引き起こすエイコサノイドと呼ばれる一連のホルモンの原料となります。
現代の食生活は溢れるような種類で華やかですが、体と脳のことを考えたら食べられるものがないのです。
オーガニックの原材料で作る玄米菜食は地味で粗食に近いのですが、現代の食生活より安全であることは確かなことです。
どちらが高い？
私は、一般の現代食の方が高い、と思っています。
持病をもっていると医療費がかかりますし、スーパーで買い物すると無駄遣いが多く、一般食時代は（今はオーガニック食）アレルギーや持病で神経が不安定でしたので戻りたくないです。
参考：
山嶋哲盛『そのサラダ油が脳と体を壊してる』
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サラダ油は、なぜよくないのか
えごま 効果
オーサワのえごま油(生) 140g 1900円(税込2052円)
オーガニックフラックスオイル（ビン）190g 1640円(税込1771円)
有機麻の実油 230g 1800円(税込1944円)
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