オーガニックたま屋

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フリースを着るのはやめよう プラスチック汚染2.

フリースを着るのはやめよう プラスチック汚染2.

海に漂うプラスチックのゴミで有名なのは、ペットボトル・レジ袋・ストロー。世界でこれらを規制する活動が起きているので多くの人が知っています。
小さなゴミ5mm以下のプラスチックをイクロプラスチックと呼ばれています。このマイクロプラスチックで一番多いゴミの原因が合成繊維。知らない人が多いのではないでしょうか。
レジ袋の規制は日本の販売店でも有名なのに、フリース等の化繊衣類が環境破壊起こすことはなぜ周知されていないのか?巨大衣類業界の力?によることでしょうか。

フリースを着るのはやめよう プラスチック汚染2.
(遠州浜。砂浜の散歩で一番よく見かけるのはペットボトル。)

化学物質過敏症を発症してから化繊の服は買わなくなりましたが、冬の寒さにはフリースに頼っていました。
環境問題を調べていて洗濯した合成繊維(アクリル、ポリエステル、等)がはがれ落ちて下水に入り最終的には海に行く、ということを去年初めて知りフリースを着るのをやめました。重くて不便ですが、去年の冬から厚手のコットンで過ごすようにしています。ウールが着られる人はウールでしたらよいのですが、私はウールはかゆくて着られないのコットンなのです。

マイクロプラスチックは、もともと5mm以下で発生するものと、それ以上の大きさのプラゴミは海の中で、波や紫外線の影響で砕けて5mm以下になったものの2種類。
もともと5mm以下で海に流れたものは全部で7種類あります。全体の6割以上が合成繊維を洗濯したことによるもの。だから、暖かくてすばらしいけれどフリースは環境破壊している、ということです。

マイクロプラスチックの7つの発生源
1.合成繊維
洗濯するたびに繊維がはがれ落ちて、最終的に海へ。
2.タイヤ
タイヤは合成ポリマー60%その他天然ゴムや添加物からできている。自動車走行中はがれ落ちて最終的には海へ。
3.道路の路面標示
4.船舶用塗装
5.パーソナルケア
スクラブ入りの洗顔料や歯磨き粉、下水から海へ。
6.プラスチックペレット
多くのプラスチック製品は製造時に5mm以下の原料。これが製造・加工・輸送・リサイクルのときに環境中に流出、最終的に海へ。
7.都市部のちり
合成繊維の靴底、プラスチック調理器具、人工芝、建物の塗装。これらが摩擦などで環境へ、最終的に海へ。

道路や下水や川から、最終に行くところは全て海。

参考:枝廣 淳子『プラスチック汚染とは何か』
日本環境化学会『地球をめぐる不都合な物質 拡散する化学物質がもたらすもの』

2018年10月研究者の発表により、人体や塩にマイクロプラスチック(5mm以下のプラスチック)が確認されました。
ナショナルジオグラフィック
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/102400459/
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/101900449/

参考記事:
太平洋ゴミベルト プラスチック汚染1.

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フリースを着るのはやめよう プラスチック汚染2.
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