79.化学物質過敏症 診断書疑惑

2010tamaya

2023年01月11日 16:19



化学物質過敏症の診察と研究に50年費やしてきた宮田医師を、CS診察をはじめて1年の産婦人科・婦人科が専門の舩越医師が「診断書」疑惑で内部告発をする、というYouTubeが1/7から流されています。

きっかけは、舩越先生がCSと診断しなかった患者を宮田先生がCSと診断して診断書を出したことです。
診断書を安易に出している、ということで訴えています。
CSの方で、宮田先生に診てもらっている人は多いと思いますので辛い思いをされていのではないでしょうか。
コメント欄は、化学物質過敏症について知識のない人が書き込みをしている内容になっています。
診断書偽造、医療の闇、そのようなことが主としてとりあげられています。
https://www.youtube.com/watch?v=29sTlATNbug

YouTubeのタイトルが『内部告発で医療界に激震!!安易な診断書交付が悲劇を生む!!化学物質過敏症の深い闇!!横浜副流煙裁判との共通点とは…?』となっています。
宮田先生と舩越先生は開業医です、内部告発とは同じ職場内であることを指すと思っていました。
共通しているのは「日本臨床環境医学会」に入っていること。

入会して1年ほどの会員の舩越先生と、名誉会員である宮田先生とは経歴に雲泥の差があります。
今回の騒ぎが原因で脱会させられたら、YouTubeのタイトルに「内部告発」というタイトルがとれるとよいのですが。
現実はそのようにはならないようです。

※ここでは『横浜副流煙裁判』については触れません、後日詳細に記事にします。

そよ風クリニック院長の宮田 幹夫先生は1936年生まれ。
化学物質過敏症を50年間研究し日本臨床環境医学会(名誉会員)などで成果を発表、臨床医としてCSを長年診察してきた医師で多くのCS患者に関わっています。
店主は日本臨床環境医学会のCS論文を読み参考にさせてもらっています。
日本臨床環境医学会はCSを専門としている医師の多くが参加している学会です。
また、宮田先生の予約はいつでも2~3ケ月先で混み合っていて、評判のよい医師です。
治らない症状のため、化学物質と関わらない生活をすすめられています。

典子エンジェルクリニック院長の舩越典子先生は40代の婦人科・産婦人科が専門。
2021年頃にCSを発症したことから、2021年10月から「香害外来」を設立。
CS診察の経験は浅く、CSの研究実績はありません。
薬が使えないCSが多い中、診察方法は薬を処方しています。
受診者によると、タリージェ、タチオン、ピドキサール(B6)、ハイチオール(VC)、タリージェ(リリカ改良版)などが出されたそうです。
参考:産経新聞記事

CSに限りませんが障害年金を受給している人で、生活が困窮していないので潤っている人、受給することにより働かない人、そのような人がいるのは事実です。
障害年金不正受注されている人を追うとなると、書類調査・現場検査・人件費もかかりますので大規模調査となり時間もかかることでしょう。
また、そのような不正をしている人が最終的に幸せになれるわけがありません。

この後の展開はどのようになるのでしょうか。

私の考えですが、
舩越典子先生はこのような訴えを出したことにより、CS専門医師として認められなくなると思います。
その理由は、多くのCS専門医が宮田先生と繋がりながら仕事をされているからです。

お薬タリージエ(リリカ改良版)でCSがよくなったと宣言しているので、今後は産婦人科・婦人科のお仕事に戻るつもりでしょうか。
10年近く様々なCSの方とお話をしてきましたが、お薬でよくなったCSに私は会ったことがないので検討がつきません。
一時的に症状を和らげているだけの可能性は高いと思います。

または、多くのCSの人が使えない「薬」でCS治療を行うという画期的な方法で我が道をいくのかもしれません。

宮田先生を告発したことから、入会して間もない日本臨床環境医学会は脱退させられる可能性があると思う理由についてですが。
その理由は、日本臨床環境医学会の設立は、日本のCS研究者の第一人者である I 先生であること。
I 先生と研究してきた宮田先生が2003年に理事長、現在は名誉会員であること。
そして宮田先生と共に長年研究されてきたCS医師のS先生が、現在理事長(2023年)であることからです。
その他にもCS専門医が参加しています。

同時期に入会したらしい日本禁煙学会は、YouTubeにて自身で脱会したと発言していましたね。

『横浜副流煙裁判』について
たばこの受動喫煙が原因で化学物質過敏症になり、隣人を訴えた裁判です。
被告家族の息子がこの『横浜副流煙裁判』を基に『窓MADO』という映画を作りました。
2022年12月より都内で上映がスタートしています。

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ブログ記事 化学物質過敏症1.
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