有機JASマークであれば安心ですか?

2010tamaya

2020年02月12日 05:16



巨大スーパーマーケットのPB(プライベートブランド)で販売されている加工食品など「有機JASマークがついているものは安全な加工食品ですか?」と、先日続けて2名のお客様に聞かれました。
「スーパーのPBの有機JASマークは、安全かどうかは聞いてみないとわからないです、オーガニックのメーカーPBは大丈夫」という答えになります。
スーパーマーケットのメーカーと、自然食品やオーガニックのメーカーとは、基準が違います。同じだったら、たま屋のようなお店は必要ありません。

有機JASマークの加工食品は農林水産省が出していて安全な農薬であれば使ってよい、という基準の表示です。つまり無農薬ではありません。その他の原材料については、有機JASマークがついていても必ずしも遺伝子組換えではない、ということはありません。放射能については検査義務はないのでしていません。添加物を使っているかどうかも必ずしも使ってはいけない、ということではありません。そのため、聞かないとわかりません。
有機加工食品
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/attach/pdf/yuuki-111.pdf

ですから、スーパーPBの有機JASを買う場合は、安全な農薬は使っていることを了解した上で「遺伝子組換えではありませんか、放射能検査をしていますか、添加物を使っていますか」と聞いてみるとよいです。

オーガニックのメーカーや自然食品のメーカーのPBの基本は「遺伝子組換えではない、放射能検査をしている、添加物は使わない」です。
オーガニック専門店が扱うメーカーはスーパーでは扱っていることはありません。浜松市内のスーパーではオーガニック専門のスーパーはありませんので、扱っている所はありません。都内にはオーガニック専門のスーパーがありますので、販売されているスーパーがあります。

スーパーマーケットのPBの有機JASマークと、自然食品のメーカーが扱うPBの有機JASマークは同じ意味ですが、専門が違うため安全の基準が違う、と考えてもらうとよいです。わからないことは積極的に聞くことにより賢い消費者になれると思います。

安全な食品、つまりオーガニックとは4つの問題を満たしていること。

遺伝子組換えではない
農薬・化学肥料を使っていない
添加物を使っていない
放射能検査をしている(日本国内では気にすべきこと)

質問の多い、減農薬って何? 
ですが、減農薬は慣行栽培(一般栽培)と大差ありません。

また、上の画像のようにアメリカのオーガニックの認証マークにつきましては、現地のオーガニック利用者の方は2つ以上のオーガニックの認証がついていたら、「オーガニック食品である」という感覚だそうです。ビジネスとしての偽オーガニックが氾濫しているから、とのこと。

アメリカの8個の認証と、日本の有機JAS、合計9つのオーガニック認証がついたものをたま屋では販売しています。
ホールフーズのオーガニックのほとんどは、USDA1つの認証しかついていないのが9割です。
アメリカオーガニックの認証は2つ以上ついているものであればよいですが、全体の1割もない様子でした。
USDA 1つではアメリカのオーガニック利用者は信頼して買いません。


USDA 1つだけのマークはアメリカではオーガニック食品ではない。

参考:アメリカのオーガニック事情の記事




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