おいしく、安全な野菜

2010tamaya

2016年08月11日 05:10



昨日は、キッチンガーデンさんの自然栽培の畑を見学してきました。
今年は去年と比較して収穫が少なく、畑の人出が足らない様子。
猛暑の中をたくさんの畑の草取りに追われる毎日とのことでした。



これはスイカ、動物たちにたべられないように。



取れたての野菜を頂きましたが、本当においしくて元気が出てきました。

有機栽培、無農薬栽培でも、家畜の肥料を使うことにより安全な野菜でなくなります。
キッチンガーデンさんとのお話で、「耐性菌」の話がでました。
抗生物質が効かない菌のことで、豚・鶏・牛などの家畜は抗生物質を使っていますから、それらの排泄物を肥料にした野菜を食べますと、食物連鎖で私達の体に抗生物質が入ってくるわけです。
だから、体に耐性菌ができるので、病気やケガのときに抗生物質を使っても効かなくなってしまう、ということ。

4年前に無農薬栽培をされている栽培者の方に、動物性肥料の危険性についてお話したのですが、「肥料のことまで指摘されても対応できない」とのことで、残念な思いをしたことがあります。
それからは、肥料を使わない方、つまり農薬も肥料もつかわない栽培方法の方とおつきあいをするようにしてきました。
いいたくないことを言わずにすむ方が楽ですし、お互い不快な思いをせずにすみます。

安全な野菜とは、無農薬であればよい、のでないのです。
肥料を使わない、
自家採取の種であること、
農業を全く知らない人にとって、わかりにくいことですが、個人で勉強して理解するしかないことです。
私も10年前は、全く知らない消費者でした、どのようなことでもはじめは誰でも知らないのは当たり前です。

私もまだまだ知らないことがありますが、こういったことを販売店というフィールドで、キッチンガーデンさんたちは菜園教室などで伝えている、のです。
畑に出るのが一番の理解かと思います。
私も1年間の援農の経験がなかったら、理解しにくかったこと、と思います。
菜園教室は、販売店より早く「安全な野菜とは何か」を伝えているようで羨ましいいです。



5年前のオープンから2年間ほど、おつきあいのあった、同じ方向性の栽培方法をされている天竜区の「ヌウとテツ」さんにも寄ってきました。
5年前から訪問したかった畑ですが、ようやく見ることができました。
夏野菜が収穫終了していて分けてもらえるものがなくて残念でしたが、相変わらず自然の中で共存する栽培方法を守っている様子でした。
静かな山奥で、周りは木に囲まれた、素敵な空間でした。

ヌウとテツさんの栽培方法/里山共生農業
農薬、化学肥料、堆肥、ホルモン剤、忌避剤の不使用、マルチ、トンネル、ビニールハウスの不使用、F1品種、遺伝子組み換え作物(GM作物)の不使用。
各野菜の旬に、露地にて栽培。加えて、不耕起や、自家採種を行っています。

本当においしく安全な野菜。
これからも伝えていきたいです。



オーガニックたま屋定休日:火・水曜日
営業時間/AM10:30~PM6:30
お店へのアクセス(6月より移転しました)
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