食事療法 マクロビオティック

2010tamaya

2015年02月19日 05:41



マクロビオティックは、桜沢如一先生が1930年代に進めていった、人間と環境のバランスを保った食事療法です。1960年に桜沢がアメリカで広めその後は、弟子である久司道夫先生(2014年12月逝去、享年89歳)が活動を引き継ぎました。

マクロビオティックの根底にあるのは中国伝統医学の概念である、バランスを説く陰陽説です。
理念については指導者間で若干の相違があり、時代の流れで変化があるようですが、基本理念は変わらないとのことです。

食材の品質基準(無農薬・有機肥料の農作物を使うなど)、身土不二の原則(国内産が原則)、穀菜食中心の原則(動物性食品の禁止、農作物はまるごと頂く)などの基準があります。
これらの理念を自己流に歪ませている指導者の教えは、すでにマクロビオティックではないので、指導者を選ぶときは注意が必要となります。
日本のマクロビオティックのスタートは桜沢如一先生であり、その教えを伝えている学校が創立50年になる「リマ・クッキングスクール」です。

当店のお客様でも、この食事療法を真面目に取り組んでいる方や、一部のみ取り入れている方など様々です。
店主は、玄米菜食ですのでマクロビオティックの食事については信頼して頂いています。
マクロビオティックの原則は、玄米菜食の生活をしていますと理解できる内容です。
また当店でよく利用されている加工食品は、マクロビオティックの利用者が安心して使えるオーガニックの食品です。

一般的に現代の食生活をしている方が、病気を食事療法で治すために挑戦する場合は、かなり無理が出てくるのではないか、と思います。
実際、マクロビオティックの食事療法を徹底したくても、家族の理解がないためできない、という問題を抱えている人が多いようです。

マクロビオティックの食事に関する原則
食品の品質基準
食養で使用される食材には、次の品質基準が必要である
1.農産物は栽培の過程で、肥料は有機肥料に限定し、除草、殺菌、殺虫等いかなる理由でも農薬を使用していないものとする。収穫後の保存についても同様とする。
2.加工食品は製造の過程で、有害な添加物や抽出剤、化学調味料等を使用していないものとする。ただし、天然にがり等の無害な天然添加物は許容される。製造は圧搾法等の古式製法等によるものとする。
食品の選択基準
『身土不二の原則』
国内産を原則とし、例外的に輸入品を認める。
Post-Harvest(ポストハーベスト)の問題には十分な注意を必要とする。
食品の摂取基準
1.穀菜食中心の原則
マクロビオティックの食事は穀菜食が主体となる。牛、馬、豚、鶏のような動物性食品は禁止されている 。
2.一物全体の原則
野菜は、根、茎、葉等の全体を摂取することが大切で、一部のみ(たとえば、根のみ)では不十分である。この原則から、精製された白米を避けて、玄米や分搗米等を摂るべきであり、精製糖は忌避されるが、黒砂糖は認められている。魚類も小魚が推奨される訳である。
3.水分について
体質や病状に応じて加減する必要がある。高齢者等の場合、涸渇に対し鈍感になるので血中濃度が濃くなり、各種の梗塞を起こす怖れがあるので、常に十分な水分の補填に努める必要がある。
4.糖分の制限
糖質はカロリーに転化しやすいので一日の摂取量を制限する必要がある。
5.塩分の制限
高血圧、心臓病、腎臓病等の原因となるので、許容量の範囲内にとどめる必要がある。
6.食材の組合せ基準
病状、体質等に応じて「マクロビオティック食事法の十段階」の組合せ基準による必要がある。
その他、生活や食習慣に対する原則もあります。

参考:マクロビオティックとは
『マクロビオティックムーブメント』日本CI協会

また、マクロビオティックに対してアメリカの医療の研究者からの見解は、批判的な部分もありながらも、一部効能について認めています。
マクロビオティックの方法は、血圧やコレステロール値が下がり、乳がんなどのガンや心臓病にかかりにくくなり、低脂肪食のもたらすダイエット効果もあるからです。
しかし、特定の栄養素が不足することが、調査結果で出ています。(ベルギー、ノルウェー、オランダ、ドイツ、アメリカで実施)
その一つとして、幼児・児童・授乳中の母親に必要な必須ビタミンや栄養素が欠けている等の問題があるそうです。
参考:バリー・R・キャシレス『代替医療ガイドブック』

私個人の判断としては、マクロビオティックにしろ食事療法の指導者となる方が、健やかなオーラを持ち、内面と外面から美しさがにじみ出ている人であれば信頼できると考えています。
食事療法ですので、全ての人がこの療法に向くということはないのです。

マクロビオティックの否定の部分も加味した上で、この療法が自分に向いている人にはよい結果が出る、と私は見解しています。
私の場合は、今までの食生活の中で「オーガニックの玄米菜食」が一番精神面が安定し、体の中もきれいになっていることが感じられるので、動物性をとらないこの食事療法が向いているのです。
オーガニックでない食生活をしていたときは、食べても満足感がなく、心がいつもザワザワしていました。

どのような療法もそうですが、自分に向いているという直感がありましたら、肯定だけではなく否定の部分も向き合った上で選択することが大切なのではないでしょうか。

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