オーガニック＝安全というイメージを持っている方が増えたようです。
しかし、それを利用する製造販売元や販売店も増え、消費者もオーガニックの意味を正しく理解していない人が少なくないようです。
日本では幅広く認知されているオーガニックの認証がないので、基準が明確でないのが問題ですが、欧米の基準から判断することはできます。
たとえば、オーガニックの天然酵母パンと呼べるものについて。
原材料は、無農薬・無化学肥料でつくられた小麦やナッツ・ドライフルーツ等で、さらには遺伝子組換えではなく放射能汚染されていないこと。そして自然塩と、天然酵母菌で作られたパンのことです。
10種類あるパンのうち、1種類のパンの一部にオーガニックのナッツを使っても、それはオーガニック天然酵母パンとは呼べないでしょう。
せめて原材料の8割使っていたら、よいかもしれません。
それをクリアしていても、遺伝子組換えの疑いのある原材料でしたらオーガニックとはいえなくなります。
先日もお客様との会話で、安全な野菜を食べている、というので無農薬野菜のお話をしていたら、肥料や種は何を使っているのかは知らない、ということでした。
「聞いてみるといいですね」と言ったら、「疑っているみたいで今更聞けない」ということでした。
このような会話は、店頭でよくあります。
毎日食べるものですから、食べる人も、安全を求めて選んだその食べ物については、自己責任があります。
少し勇気を出して聞いてみて、不安のない肥料と種だったら安心に繋がります。
安全かどうかわからない動物性・魚介類肥料を使っていたり、固定種・在来種の種でなかったら、それは安全とはいえません。そのときは、機を見てやめることができます。
無農薬だけではなく、なぜ肥料も気にしなくていけないのかといいますと、アレルギー・化学物質過敏症の人は、汚染されている家畜の肥料を使っている野菜を食べると反応するからです。
かゆみがでたり湿疹が出たりするのです。
敏感な人は、肥料がよくないと食べられないのですから、健康な人にもよいわけありません。
私は子供のころから、原因不明の湿疹が出やすかったのですが、自然栽培の農作物やオーガニックの食品を食べるようになってからは、今では出なくなりました。
また、オーガニックの天然酵母パンを食べているという方がいたので話をしていましたら、原材料はオーガニックでないパン屋さんであることがわかりました。
パンを作っている方によりますと、たまに一部の原材料でオーガニックのものがあるときは使っている、ということでした。
利用者が無添加でおいしければいい、のであればそれでよいと思います。
しかし、オーガニックと一般的には呼べないものを「オーガニックのパン」と販売店がPRされていて、オーガニックと信じて食べていたら問題です。
私のように、アレルギーと化学物質過敏症があると、オーガニックのものの方がよいのです。
おいしい、ということはとても大切で、おいしいものは天然であることが多いです。
おいしくてさらに安全、ということで選んで食べているのであれば、作り手に情報を聞くことは重要です。
小さな農園やパン・スイーツのお店ですと、表示をして販売をしていないこともありますので、表示をしていないものや不安のあるものには「常に聞く習慣を持つ」ことは大切です。
私も以前、原材料がオーガニックで遺伝子組換えでないものと信じて食べていた加工食品が、実はそうでなかったことがあり、がっかりしたことがあります。
そのような経験から、表示が明確にしていないものについては、必ず聞くようになりました。
よいものを作っている自信のある人は、細かい質問を嫌がらずに答えてくれます。
食品・野菜・スキンケア・洗剤や雑貨類など、添加物の種類がわからないので表示が読めない、安全な野菜の選び方がわからない、オーガニックを知りたい、そのような方のために、私は「たま屋」を作りました。
熊本地震で被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。
熊本県の被災地で、オーガニックでないと生活できない方には、ネットショップにて全品10％にて配送させてもらいますので、備考欄に被災されていることをお伝えください。
避難地においては、NPO団体を通して協力をすすめていきます。
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オーガニックたま屋定休日：火・水曜日
営業時間／AM10:30～PM6：30
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