
日本では安全と定義されているのが、日本農林省の出す「有機JAS」ですが、安全な食を探求している仕事に関わる私は、そのようには思っていません。
農薬・肥料使わず、遺伝子組換えではなく、放射の汚染の問題がない、で安全な食といえます。しかし「有機JAS」は、それに該当するものではないです。
しかし、日本ではどのくらいの割合で「安全と思われる食」があるのか、数字化されたものがないのか、ネットやら本等で最新の情報を探していますが、「これだ!」というのが見つからないです。なければ自分で調査するしかないですが、そこまでの時間はない。
有機農作物の割合として数字化したものがありました。
信頼していない「有機JAS」ですが、国内農作物の総生産量のうち有機JAS格付けは「0.24%」だそう。欧州各国を見ると、有機農業の面積割合は、イタリアでは10.8%、ドイツでは6.3%。一桁二桁違います。
参考:有機食品はどこへ行く?
そのようなことで、6年近くも毎日オーガニックの仕事をしていますと、日本以外の国の厳しいオーガニック認証のある国はヨーロッパ、アメリカであることがわかってきます。確かにコスメや加工食品や菓子類のオーガニックの認証がしっかりしている所となると、ヨーロッパになります。
たま屋が評価している自然栽培の農作物は、「有機JAS」の認証よりさらに少ないと思われますので、全国で安全と思われる農作物を作っている所は1%もいっていないでしょう。
少数派ですね、都会でしたらまだ仕事として成り立ちますが、地方ではオーガニック業は無理という、数字です。
FOOCOM.NETは「科学的な根拠に基づいて食情報の提供をする」という主旨のようです。また、コラムを書いている松永和紀さんの本も読んでいますが、オーガニックの業界の知識と経験が十分でないためモヤモヤします。オーガニックはおいしい、病気が改善された、本物と偽物のオーガニックの判断、そのような生身の経験値がないと信頼できないです。
ま、とにかく、国内でオーガニックはまだまだ仕事にはならない、欧米では利用者数が一桁違う、ということです。
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