麻布十番 ビオセボンBio c‘ Bon

2010tamaya

2017年05月05日 05:06




フランス・パリのオーガニック専門スーパーが、東京の麻布十番にて去年12月にオープンしました。
フランスのオーガニック専門のスーパーは国内初です。
とても気になっていたお店で、先日ようやく行ってきました。
お店に行く前から、少し電話でインタビューさせてもらいましたが丁寧に答えて下さるので、ますます早く行ってみたくなりました。







ほとんどがフランスのオーガニックのメーカーなのか、と思っていましたが、国内の自然食品のメーカーのものもありました。
農作物については、ほとんどが国内産です。
無農薬・有機JASのもので、野菜のレベルはたま屋の方が高いです


冷凍食品のエリアが広い!


オーガニックのワイン







私個人のオーガニック食品店のイメージは、ビオセボンが近く「ブランド店のような洗練された店内で安全な食品を選ぶ楽しさ」が実現されていました。
先月4月にNYにオーガニック訪問しましたので、引き続き情報アップしていますが、10年前にNY滞在時で馴染んだオーガニック食品との出会いが、ここのお店のようなイメージでした。
NYマンハッタンでは、洗練されていながら小規模のお店が少なくなっています。
オーガニックの大型スーパーが増えてしまい、以前とはオーガニック専門店のイメージが変わっています。以前とはお店事情が変わりましたが、オーガニック利用者が増えている国は、現在の社会問題を理解している国といえます。

日本の自然食品の店で多い、床から天井までぎっしりと並べた狭苦しい陳列方法は、実はあまり好きではないのです。
利用者が少ないので、どうしてもこのような状況になってしまうのだ、ということがオーガニック専門店を経営するようになってわかりました。
悲しいですが、地方で展開する「自然栽培にこだわるオーガニックたま屋」も、そのようになりつつあります。
店主の好みは、洗練された広めの店舗にゆとりを持った陳列方法なのですが、利用者が少ないので店舗に経費がかけられません。
ビオセボンは、広々とした店内ですので、すごくいい気分にさせてもらえました。





店員の方も、お店の商品に対して熱心に案内してくださるので交感が持てました。
その後、さきほどオーガニックの食材について積極的に説明してくれた20~30代の女性が、仕事が終わった様子でカゴに一杯お店の商品を買っていました。
お店を愛用しているから、あのようなアツい説明ができるのですね。

麻布十番にて、高めのオーガニックが陳列されていても違和感はないことが羨ましいです。
同等レベルの食品がいくつかありましたが、地方都市たま屋では価格を下げて出しています。



お惣菜については、オーガニックの材料を使ったものを店内で作ったものが少しありました。
お弁当については4月現在においては外注品で、一部オーガニック材料を使ったというもので、買うのに迷うレベルで残念でした。
今後改善されますように。

浜松市のような地方都市ではオーガニックに関心のある人は少ないので、オーガニック専門のスーパーができることは当分ありません。
スーパーの片隅に少し置かれてみては消えて・・・そんなことが今後も続いていきます。
東京都内であっても、意識の高い人が住む地区であれば、それなりに利用者がいるようですが、現在の日本のオーガニック専門店は経営がまだまだ大変です。

欧米ではオーガニック利用者が多いので、3年後の2020年オリンピックに欧米の方が来られますから、オーガニック需要が出てきます。
オリンピックを機会に、日本でもオーガニックが見直されることになるでしょう。
それらを見込んで「ビオセボン(Bio c‘ Bon)」はスタートしたのかな、と思っています。

ビオセボン
住所:〒106-0045 東京都港区麻布十番2-9-2
TEL:03-6435-4356
情報:都営地下鉄大江戸線(7番出口)・東京メトロ南北線(4番出口)麻布十番駅 徒歩3分
HP:https://www.bio-c-bon.jp/
営業時間:10:00-22:00 定休日:不定休




その後、麻布十番の駅に戻る道をまちがえたら、「食や」という自然栽培の材料にこだわるお店を見つけました。
たま屋の姉妹店みたいで、びっくりしましたよ。
時間がなかったので、外から確認だけしましたが、次回寄ってみます。
ブログを確認しましたら、やはりコンセプトがたま屋と同じで、たま屋と関わりのある自然栽培の関係の方と繋がっていました。
うれしいびっくりです。



オーガニックたま屋定休日:火・水曜日
営業時間/AM10:30~PM6:30
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