深刻な社会問題プラスチックを取り上げた映画です。
ニューヨークにてプロデュースの仕事している佐竹敦子さんが共同監督をして作った映画『マイクロプラスチック ・ストーリー 〜ぼくらが作る2050年』が、10/10（月・祝）に浜松市の「あいホール」で上映されます。
店主は数年前より、NYブルックリンに住むオーガニックの仕事に関わるお友達から佐竹さんの活動について聞いていました。
11年前と5年前に「食の汚染（主として遺伝子組み替え問題）」の取材でＮＹに行きましたが、そのとき環境問題のお話で佐竹さんのプロデュースされている仕事について知りました。
その時の取材の遺伝子組み換えについての記事は、今もブログで読むことができます。
映画館で上映される映画ではないので、浜松市で見ることができる、ことは恵まれた縁です。
マイクロプラスチックについて知りたい、という方に向いているわかりやすい内容で主人公は小学生です。
今一部の人を苦しめている『香害』の問題、これがマイクロプラスチック問題と大きく関わっています。
この香害の原因であるマイクロカプセルの成分は「メラミン樹脂、エチレン酢酸ビニル」というプラスチックと「有害化学物質イソシアネート」だってことを、知っているでしょうか。
これがイイにおい、という人も多く、汗や加齢臭を気にしてたくさんの人が大量に使っています。
これらが空気中に舞っているため、目や鼻や口からの粘膜を通して人体に入り込みます。
私のように化学物質に弱い人間は瞬間反応を起こして、吐き気・頭痛・目の痛みに苦しみます。
イソシアネートは不燃ゴミの処理の時に発生する物質ですから、すでに25年以上前（1996年頃）から社会問題になっている有害化学物質。
イソシアネートが原因で化学物質過敏症になった人、障害が出た人や、亡くなられた人も出ています。
それが今、皆が愛用している香料つきの洗濯洗剤や柔軟剤や消臭剤に入っているのですから恐ろしいことです。
そして、香害の原因のマイクロカプセルの成分のほとんどがプラスチックで、洗濯後は河川→海にたどり着きます。
もちろん空気中を舞ったマイクロカプセルは人体にも入ります。
だから、ペットボトルやフリースなどの化繊（洗濯後は海へ入る）などが海水汚染をおこしていることと同じ問題なのです。
マイクロカプセルのサイズはミクロン。
小さいものだと1㎛（マイクロメートル＝100万分の1メートル）、花粉症を引き起こす花粉が約30㎛です。
いかに小さいかわかります。
参考：https://mathwords.net/micron
「香害って何」YouTube
コロナが発生して世界が変わり、オーガニック業務も環境活動の方向性も変わってきました。
「食と環境」これからどうなっていくのか不安要素が多いけれど、前を向いて活動を続けていくしかありません。
私は引き続き、販売店というスペースとブログで「食と環境」の汚染を伝え続けていくことが活動です。
マイクロカプセル、マイクロプラスチック、に関心のある方はたま屋ブログカテゴリーにありますので読んでもらえたらうれしいです。
環境問題・プラスチック汚染 (10)
2017.4.アメリカオーガニック (19)
2011～2015 アメリカオーガニック (7)
『マイクロプラスチック ・ストーリー〜ぼくらが作る2050年』
日時：2022年10月10日（月・祝）10:00-12:00
入場料：￥300／お一人様 当日お支払 （駐車場をご利用の場合は別途￥100かかります）
主催：運と縁のゴミ拾い有志グループ
共催：NPO法人浜松男女共同参画推進協会 あいホール「シネマのつどい」特別上映会
お問合せ053-488-7788 フェアトレード雑貨店「晴天」（三室）、053-431-1511（鈴木） まで
映画の公式サイト
参考：
枝廣淳子『プラスチック汚染とは何か』
日本環境化学会『地球をめぐる不都合な物質』
古庄弘枝『マイクロカプセル香害』
宮島英紀『杉並病』
化学物質問題市民研究会『奪われ市未来を取り戻せ』
↑たま屋店頭にて「香害」のA4チラシ裏・表カラーを無料配布していますので、お気軽にご利用下さい。
オーガニック食品を扱うお店のため、強い香料の洗剤・洗浄剤・消臭剤・香水を利用されている方はご遠慮願います。
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